FXの注文方法はいくつかありますが、みなさんはどんな注文方法をよく使っていますか?
MT4その他注文方法初心者のうちは基本の注文方法をマスターする事から始まります。
まず一番初めに覚えるであろう「成行注文」、前もって注文を出しておく「指値(逆指値)注文」などが基本で使用する注文方法になるかと思いますが、初心者におすすめな注文方法がまだ他にもあります。
その注文方法というのが、「IFD注文」「IFO注文」です。
このような注文方法も、メタトレーダー(MT4)では行うことが可能なのです。
今回は、「IFD注文」「IFO注文」の注文方法と、その他にも覚えておきたい注文方法についてご紹介していきますね。
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IFD注文やIFO注文の方法
IFD注文やIFO注文は、下記のパターンなどに使います。
「110円で買い→112円で利益確定」をしたいと思った時には、新規注文と決済注文を組み合わせたIFD注文。
「110円で買い→112円で利益確定→108円で損切り」をしたいと思った時には、新規注文と決済OCO注文を組み合わせたIFO注文。
●IFDとは・・・「if done」の略で、一度に2つの注文を出して、最初の注文が約定したら2つ目の注文が自動的にされる注文方法のこと。
●IFOとは・・・「if done,one cancel the other」の略で、「もし○○ならば~」という注文を一度に3つ注文をきる方法のこと。
まず、「注文の発注」ウィンドウを表示させましょう。 「注文の発注」ウィンドウを表示させたら、「注文種別」を?「指値または逆指値注文(新規注文)」に変更します。
すると、ウィンドウの下側に新規注文用の入力欄が出てくるので、?「注文種別」を指値買い(Buy Limit)、指値売り(Sell Limit)、逆指値買い(Buy Stop)、逆指値売り(Sell Stop)の中から自分がエントリーしたい注文方法、?「価格(レート)」を選んで入力してください。
次に上段に注目してみましょう。 「決済逆指値」「決済指値」を入力する欄があると思います。
ここには、下記の数を入力してください。
●「決済逆指値(S/L)」=損切りしたいレート
●「決済指値(T/P)」=利益確定したいレート
IFD注文の場合は片方のみ、IFOの場合は両方のレートを入力してから注文を確定してください。
※(S/L)とは、ストップロス(損切り)のこと
※(T/P)とは、テイクプロフィット(利食い)のこと
そうすると、ターミナルウィンドウに現在の注文状況が表示されます。
また、指値注文や逆指値注文をいれると、チャート上に破線で表示されるようになっています。(赤線)
IFD注文やIFO注文の変更方法
IFD注文やIFO注文で設定した「決済逆指値」や「決済指値」を変更する方法もあります。
設定を変更したい場合は、ターミナルウィンドウの取引タブを選択した後に表示される注文の詳細上で右クリックをして「注文変更または取消」を選択します。
すると下記画像のような「注文の発注」ウィンドウが表示されます。
損切りを行うレートを変更する場合は「決済逆指値」欄の値を変更、
利食いを行うレートを変更する場合は「決済指値」欄の値を変更します。
下のボタンの色が変わったタイミングで変更決定のボタンをクリックしましょう。
注文の変更を行ったら、下記画像のように注文処理が完了されましたというのメッセージウィンドウが表示されます。
チャートを確認してみると、上記で設定したレートが赤い破線で表示されているのが確認できます。
いかがでしたでしょうか?
IFD注文、IFO注文もその他の注文方法と同じように、操作はいたってシンプルですよね。
これらは、常にチャートを見ていられない時に有効な注文方法です。
実際に使用して、メタトレーダー(MT4)をもっと活用していってください。
カウントダウン方式とは?
FXをやっていると、何度か聞いたことがあるのではないかと思う注文方式の「カウントダウン方式」と「ストリーミング方式」。 これらはざっくり言うと「成行注文」と同じことなのですが、厳密に言うとちょっと異なります。
MT4その他注文方法カウントダウン方式とは、市場の成り行き価格で取引が成立することを重視した方法のことです。
メタトレーダー(MT4)では、サーバーによって「カウントダウン」または「成行注文」のどちらかを採用しています。
それは「注文の発注」ウィンドウを見ると分かります。
注文成立までに価格に変動があった場合には、変動後の価格で約定します。
「最大価格誤差」を設定することはできないので、どのような価格になっても約定が自動的に成立するのが特徴です。
じゃあ「成行注文」と「カウントダウン方式」の違いって何?とツッコミたくなるところですよね。
「成行注文」では、新規注文と同時に「決済指値」や「決済逆指値」の設定することが可能でしたが、「カウントダウン方式」では、新規注文と同時に「決済指値」や「決済逆指値」を入れられません。
新規取引が成立後に、改めて「決済指値」や「決済逆指値」を設定する必要があります。
※新規注文が「指値(逆指値)注文」であれば同時に「決済指値」や「決済逆指値」を設定することは可能です。
ストリーミング方式とは?
MT4その他注文方法ストリーミング注文とは、注文画面で表示されたままの価格で取引が成立することを重視した方法のことです。
ストリーミング注文は、為替レートの売りと買いの価格が画面上に表示されており、通常はこの価格をクリックすることによって 「売り」or「買い」の注文を行います。
このように価格をクリックした後、確認画面に移って「OK」などの作業をすることによって注文が完了するのですが、「OK」をクリックするまでに為替レートが動いてしまうと、希望通りの価格で約定しないこともよくあります。 (確認画面を飛ばして注文ができるFX会社のシステムもありますが・・・)
※注文成立までに価格に変動があった場合には約定せず、価格が再提示されて確認の画面になります。
これを回避するために、表示された価格をクリックした時にどれだけの価格の差なら注文を実行していいのかという「スリッページの設定」をします。
「スリッページの設定」をすることで、許容するスリップ幅の範囲で約定させることも可能となります。
細かい違いがあることはお分かりいただけたでしょうか?
約定優先とは?
成行注文では、注文が成立するまでに価格の変動があった場合、受注時に市場価格で約定します。
価格優先とは?
成行注文では、注文が成立するまでに価格の変動があった場合、価格を再掲示するなどの確認画面になります。
初心者で、まだやってみなきゃわからない!という方でも、こんな注文方法もあるんだという事くらいは覚えていてくださいね。
それぞれの注文方法はデモ口座で発注することが可能なので、本取引をする前に一度すべての注文方法を試してみるのも良いでしょう。
※カウントダウン方式とストリーミング方式はFX会社によって取り扱いの有無がありますので、ご注意ください。