「FXを始めたい」「FXをやりたい」と思ったら、まずはFXのサービス提供している会社で口座開設をする必要があります。
口座開設には「さまざまな書類が必要」「時間がかかる」など、面倒なイメージがあるかもしれませんが、FXの口座開設はとても簡単です。そこでFXを始めたいと考えている人に口座開設に必要なものから実際の口座開設の手順を解説していきます。
おすすめのFX会社や口座開設時のキャンペーンなども紹介しますので、これからFXを始めたい方はぜひ参考にしてください。
会社名 | おすすめポイント | 詳細 |
---|---|---|
1通貨100円から始めることができるので、FX初心者にピッタリなFX業者です。 | 詳細 | |
業界最狭水準のスプレッドと高水準のスワップポイントを提供していて、約定率も安定しているため初心者にもオススメのFX会社です。 | 詳細 | |
「auカブコム FX」を運営するauカブコム証券株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員で安心感のあるサービスです。 | 詳細 |
FXを始めるために必要なもの
FXの口座開設に必要な書類は、「本人確認書類」および「マイナンバー確認書類」の2種類です。具体的には以下の書類が対象となるケースが多いです。申し込みの前に書類を手元に準備しておくとスムーズです。
- 運転免許証
- パスポート
- 個人番号カード(表面)
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 健康保険証
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- 個人番号カード(裏面)
- 個人番号通知カード
- 個人番号付きの住民票の写し
基本的には必要な提出物は上記のみ。スマホでスピーディーに本人確認を完了させたい場合は、自分の顔写真をアップロードする必要もありますが、その場で対応できるため事前に写真を用意する必要はありません。
FXの口座申込審査基準は?
FXの口座申し込み審査基準は、どの会社も「非公開」となっています。
申し込みする際の「受付基準」は公開されているので、基本的にはその内容に合わせて審査が行われると考えてよいでしょう。
FXの口座申し込み時の「受付基準」を参考に
受付基準の一例はこちらです。
- FX取引のリスクや商品の性格・仕組み・内容について理解していること
- パソコンまたはスマートフォンのメールアドレスを持っていること
- 証券会社に勤務していないこと
- 100万円以上の金融資産を持っていること(金額は金融機関による) など
基本的なFXの仕組みを理解して取引が始められる環境であることはもちろん、取引を行うにあたって、資産状況の基準を設けているFX会社もあります。
すべての会社で100万円以上の資産が必要というわけではありませんが、収入などの資産状況はある程度見られると言っていいでしょう。また、審査を通過したいからといって虚偽の申告を行うのは絶対にやめましょう。発覚した場合、取引がうまくいっても口座を凍結される可能性もあります。
FXを始めるための口座開設の手順
近年のFX口座開設の手続きは、全てオンラインで完了するのが主流になっています。オンラインでのFX口座開設の流れは、主に以下の通りです。
①メールアドレスの登録
②基本情報の入力
③事前交付書面への同意
④本人確認書類の提出
口座開設手続き完了のお知らせを受け取る
それぞれの項目について解説しましょう。
①メールアドレスの登録
口座開設の最初のステップとして、メールアドレスの登録から始めるFX会社が多いです。
事前に登録するメールアドレスを準備しておきましょう。基本情報の入力欄でメールアドレスを入力する会社もあります。
②基本情報の入力
メールアドレスを登録した後は、「基本情報の入力」が必要です。基本情報の内容は各社若干異なりますが、大まかな内容は以下の通りです。
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 住所
- 連絡先(電話番号など)
- 職業、勤務先
- 財務状況
- 投資経験
- 取引動機、投資目的 など
どのFX会社で申し込みを行っても、上記の内容は確認されます。
現在の金融資産がどの程度あるのか確認しておくと、スムーズに申し込みを行えるでしょう。
③事前交付書面への同意
取引を行うには「事前交付書面」への同意が必要です。事前交付書類とは、「個人情報の保護・取り扱い」に関する書面や「店頭デリバティブ取引に関する書類」「店頭外国為替証拠金取引約款・規定集」など、取引を行う上で重要な取り決めや確認事項が盛り込まれている書類のことです。
申込画面には、確認が必要な書面が記載されているので内容をチェックした上で同意しましょう。
事前交付書類の確認は、基本情報の入力と同時に同意を求められるケースもあります。
④本人確認書類の提出
最後に、本人確認書類の提出を行います。最近では書類を郵送するのではなく、代わりに画像をアップロードして本人確認ができる会社も増えています。
スマホで本人確認なら審査がスピーディー!
最近では、スマートフォンのカメラで写真付き本人確認書類と自分の顔を撮影し、情報を送るだけで本人確認が終了する「スマホで本人確認」サービスも人気です。
オンラインで本人確認が完結するため、従来必要だった「郵送でのログイン情報の受け取り」が不要です。
最短で口座開設申し込みして1時間ほどで取引開始が可能なので、非常にスピーディかつ便利なサービスですね。
口座開設手続き完了のお知らせを受け取る
すべての申し込み情報の登録が完了すると、口座開設手続き完了のお知らせが届きます。
「スマホでの本人確認」を行った場合、最短で当日中に取引が開始できます。郵送でのログイン情報受け取りが必要なら、数日かかります。目安として覚えておきましょう。
FXを始める前に知っておきたい初心者のFX会社の選び方
日本国内でもさまざまなFX会社があり、どこで口座開設をすればいいのか迷う方も多いと思います。
そこでこれからFXを始める人はどのようにしてFX会社を選べばいいかを解説します。
主に次の6点に注目してFX会社を調べてみるといいと思います。
・初心者でも使いやすいか?
・少額からトレードできるか?
・スプレッドは狭いか?
・スワップポイントは高いか?
・約定率は高いか?
初心者でも使いやすいFX会社
初めてFXの口座開設を行うなら、トレード画面が初心者でも使いやすいデザインになっているFX会社がおすすめです。
「みんなのFX」などデモトレードがあるFX会社であれば、実際の画面で操作感を試すこともできます。
また、初心者向けのコンテンツやサポートがあるFX会社だと、口座開設後もFXについて学びながらトレードもできるので安心です。
少額から取引できるFX会社
FXの最小取引単位が「1万通貨」というFX業者は多数ありますが、中には「1,000通貨」や「1通貨」から取引できる業者もあります。
最小取引単位が大きいほど最初の投資額も大きくなるので、口座開設前に確認した方が良いでしょう。
FXに慣れていないうちは、少額取引からスタートして、徐々に取引単位を大きくしていく方がリスクは少なくて済みます。
例えば「松井証券のFX」は1通貨から取引開始できますので、まずはデモトレード感覚で「お試し投資」してみるのもいいでしょう。
口座開設時や入金時などにボーナスが!キャンペーンのあるFX会社
FX会社の中には、口座開設や入金をした際に「ボーナス」をもらえる会社が多くあります。よって入会時のキャンペーン内容も加味して選ぶのがおすすめです。
例えば、下記のようなキャンペーンが実施されています。
口座開設と初回の取引量に応じてキャッシュバック金額は異なりますが、最大10万円単位でのキャッシュバックが受けられるケースもあり、非常にお得でしょう。
とはいえ、ボーナスは初回だけの特典です。使いやすさなどの条件だけでは迷ってしまう際の「おまけの条件」程度に考えておくと良いでしょう。
スプレッドは業界最狭水準か?
FXには買値と売値の差であるスプレッドがあります。そのため通常のトレードでは、実際の為替レートよりほんの少し高い金額で買って、実際のレートより少し安く売ることなります。
そのため、このスプレッドが狭ければ狭いほど、利益につながることになります。
口座開設をする前にトレードする予定の通貨ペアのスプレッドを確認することをおすすめします。
高水準のスワップポイントを提供しているか?
FXは為替レートの上下の動きで利益を得る方法の他に、金利(スワップポイント)差によって利益を得る方法があります。
例えば金利8%の国Aと金利1%の国Bの通貨ペアで取引し、B国の通貨を売ってA国の通貨を買うと7%の金利収入が得られます。
手数料や税金を考慮しなければ、1年間で100万円が107万円になります。
スワップポイントはFX会社によって異なるでの事前に確認するようにした方が良いでしょう。
約定率は安定して高いか?
約定率とは、注文したレートで取引が成立する確率のことを言います。
こちらもFX会社によって異なる部分で、「みんなのFX」など約定率が高いところだと99%という数値が出ています。
FXのやり方を解説
FXの具体的なやり方を順番に解説していきます。
ここからは、FX会社で口座開設が済んだ後の手順になります。
FXの管理画面にログインできるようになった後の主な流れは下記の通りです。
4つのステップを順に解説していきます。
FX口座に入金する
まずFX口座にログインしたら、取引に必要な保証金を入金します。
入金方法は、「①クイック入金」「②銀行振込」の大きくわけて二つあります。どちらの入金方法に対応しているFX会社がほとんどですが、事前に口座開設したFX会社の入金方法を一度確認しておくと安心だと思います。
また松井証券のFXなど証券口座に入金してからFX口座へ振替手続きを行う必要がある場合もあるので、そのあたりも確認しておくと良いでしょう。
取引する通貨ペアを決める
FX口座に保証金の入金が確認できたら、取引する通貨ペアを決めます。
初心者の方にオススメなのが「米ドル/円」の通貨ペアです。
FX会社によって取扱いのある通貨ペアはばらばらですが、「米ドル/円」の通貨ペアはどのFX会社にもあるのでまず挑戦してみてください。
新規の注文をする
FX口座に入金が完了し取引する通貨ペアを決めたら、いよいよ新規の注文です。
FXには様々な注文方法がありますが、初心者の方はまず次の3つの注文方法を覚えておくようにしましょう。
成行注文は、現在の市場価格で即時に取引を行う注文方法です。そのため、経済指標の発表後など急に価格が変動するタイミングでポジションを取りたい時に使われることが多いです。
一方で、注文時に希望した価格で取引が成立しないこともあります。また、流動性が低い時間帯や急激な相場変動時には、予想外の価格で取引が成立する「スリッページ」が発生しやすく、注意が必要です。
指値注文とは、指定した価格に到達した際に取引が実行される注文方法です。例えば、現在の1ドル=160円の相場で155円に変動した時に買いたいという場合に155円で買い指値注文を出します。この注文を出していると、価格が指定した155円に到達した時点で実行されます。
もちろん売り注文の時も指値注文を出すことができます。この指値注文は必ず覚えておきたい注文方法の1つなので、きちんと理解するようにしましょう。
逆指値注文とは、現在の市場価格よりも不利な価格に到達した際に取引が実行される注文方法です。先ほどの例を参考にすると、1ドル=160円の相場で165円になったら買いたいと考えたときに、165円で買い逆指値注文を出します。
売りの逆指値注文は次の「決済注文」の項目で解説します。
決済注文をする
注文が通りポジションを持って利益を確定させる決済注文を出す必要があります。
決済注文は新規注文時と反対の売買注文を出す必要があります。新規注文が「買い」の場合であれば「売り」、新規注文が「売り」の場合であれば「買い」です。
また決済注文は、利益を確定するだけでなく、損失が大きくならないようにする「損切り」もこの決済注文です。売りの逆指値注文は、1ドル=160円の相場で155円になったら売るといった注文になるので、逆指値注文を活用することで損失をコントロールすることが可能です。
これからFXを始める人におススメのFX会社3選
ここでは初心者でも取引がしやすいおすすめのFX業者を3社ご紹介します。
松井証券のFX
松井証券のFXの基本情報 | |
---|---|
口座数 | 125,733口座 |
取引通貨単位 | 1通貨単位 |
レバレッジ | 1倍、5倍、10倍、25倍(※ 法人口座のレバレッジは最大100倍) |
スプレッド (2023年7月時点) | 米ドル/円:0.2銭(※~1,000通貨の注文の場合) ユーロ/円:0.5銭(※~10,000通貨の注文の場合) |
取引手数料 | 無料 |
通貨ペア | 20通貨 |
自動売買 | 〇 |
テクニカル | 30種類 |
足の種類 | 19種類 |
キャッシュバックキャンペーン | 最大100万円 |
・新興国3通貨はスワップが高水準
・1通貨単位から取引可で少額からFXを始められる
・業界最狭水準のスプレッド
・最大100万円のキャッシュバックキャンペーンあり!
「松井証券のFX」の特徴はなんと言っても1通貨から取引できる点でしょう。最大レバレッジを利用して取引すると、相場にもよりますがドル円だと5円からでも取引できます。
さらに「あんしん4 選べるレバレッジ率」というレバレッジの倍率も自分で設定できるシステムのため、リスクコントロールもしやすく無理なトレードをせずに済みます。「松井証券のFX」は初心者でも比較的損失リスクを抑えて取引できるFX会社だと思います。
\取引高に応じて最大100万円キャッシュバック/
みんなのFX
みんなのFXの基本情報 | |
---|---|
取引通貨単位 | 1,000通貨単位 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド (注文数量100万通貨まで) 原則固定※例外あり | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 |
取引手数料 | 無料 |
通貨ペア | 34通貨 |
デモトレード | 〇 |
キャッシュバックキャンペーン | 最大100万円 |
- スワップ業界最高水準※1
- 業界最狭水準のスプレッド※2
- 新規口座開設&取引でキャッシュバックあり!
※1:対象通貨ペアは例外あり。
※2:AM8:00~翌日AM5:00原則固定(例外あり)
「みんなのFX」は、1000通貨から取引ができスプレッドが業界最狭水準なので取引コストを抑えながら初心者でも安心してトレードできるFX会社の1つです。
またスワップは業界最高水準なので、スワップポイント狙いのトレードでもOKです。
比較検証サイトや投資サイトでもオススメされているFX会社の1つなので気になる方は一度調べてみると良いでしょう。
\取引高に応じて最大100万円キャッシュバック/
auカブコムFX
auカブコムFXの基本情報 | |
---|---|
取引通貨単位 | 1000通貨単位 |
レバレッジ | 最大25倍 |
取引手数料 | 無料 |
通貨ペア | 26通貨 |
スプレッド (午前9:00~翌午前3:00・原則固定・例外あり) | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 |
テクニカル | 11種類 |
足の種類 | 9種類 |
キャッシュバックキャンペーン | 最大100万円 |
- 取引手数料無料で少額からでもトレード可能
- スマホでもPCでスムーズに取引できる
- 「株式」「投資信託」の両方をFXの証拠金として使える
「auカブコム FX」は1,000通貨から注文可能で数千円からでも始められ、リスクを抑えながら本格的な取引をしたい初心者にオススメです。「株式」「投資信託」を証拠金として使えるサービスもあるので、気軽にFXを始められます。
\取引高に応じて最大100万円キャッシュバック/
FXを始める前の人によくある質問
FXの口座開設前に知っておきたい「よくある質問」をまとめてみました。小さな疑問はここで解消しておきましょう。
- FXの口座開設は有料?
-
FXの口座開設は原則無料です。口座開設はノーコストで行えるため、安心して申し込みしてください。
- FXの口座開設に審査はあるの?審査基準は?
-
FXの口座開設には、審査があります。審査基準は非公開ですが、申し込みの基準が各社公開されておりますのでそちらを参考にしてください。虚偽の申告はしないこと。申し込み基準を満たしていれば、基本的には審査には通りやすいといえます。
- FXの口座開設は何歳から?学生でも申し込める?
-
FXの口座開設は、成人である「18歳」から開設できるケースがほとんどです。ちなみに、18歳でも「高校生は不可」となっているFX会社もありますが、大学生や専門学生などは申し込めます。高校生でも口座開設できるFX業者もありますが、基本的には高校卒業後に口座開設するのが一般的です。
- マイナンバーの提出は必須ですか?
-
マイナンバーの提出は必須です。マイナンバーカードを持っていない場合、以下の書類から1点の提出が必要です。
・マイナンバー通知カード
・マイナンバー記載の住民票の写し - FXの口座開設を行うデメリットはある?
-
FXの口座開設を行うデメリットは、ほとんどありません。あるとすれば、複数口座を保有している場合の管理面が大変になることでしょう。
基本的にはオンラインで申し込みできる会社の多くが口座開設・維持が無料。作った際も、そのあともコストをかけずに利用できます。FX会社によって強い通貨ペアや取引形態が異なるので、管理が煩雑にならない程度に複数口座を持つのもおすすめです。
まとめ
FXの口座開設は、最近ではスマホを利用した本人確認も増えてきており非常にスピーディーに行えます。従来は1週間以上かかっていた口座開設も、最短当日中に完了します。
口座開設時は必要書類の準備が必要ですが、顔写真付きの本人確認書類とマイナンバー書類がそろっていれば非常に簡単です。思い立ったら、すぐに口座が作れます。まずは気になるFX会社で口座開設してみてはいかがでしょうか。