5・10日「五十日(ごとうび)」とは?
「ごとうび」とは、5の倍数の日を指します。具体的には、5日・10日・15日・20日・25日・月末のことを意味します。
25日の後は30日かと思ったかもしれませんが、月末日を指します。よって、28日であろうが31日であろうが月末日ならば「ごとうび」になります。もちろん、月末日が30日である場合は「30日がごとうび」に該当します。
「ごとうび」は、ドル買い需要が高まるといわれている日のため、FXトレーダーは注目する日となります。
いずれも、15日〆の翌月末日払いとか、末日〆の翌々月10日払いなど、この日に決済を行う企業が多いことからこう呼ばれるようになりました。
みなさんの身近な例で言うとお給料とかがそれに当たります。
経理関係のお仕事をしている人や金融関係の方は「知っていて当たり前」なことかもしれませんが、知らなかったという人もいるのではないでしょうか。
FXにおけるごとうびの影響とは?
それでは「ごとうび」がFXにどのような影響があるのかを解説していきます。
日本時間の朝9時55分頃に※仲値が発表されます。
輸入企業のドル資金調達の注文が入るため、よく言われているのが東京市場のオープン9時~仲値発表後の10時頃までドル通貨の値が上昇傾向にあるということ。
銀行などの金融機関が顧客との外国通貨取引時の基準レートのこと。
仲値が決まったら、手数料を上乗せして売値と買値を決めます。
銀行がそれを公に発表するのは午前10時と決まっているので、仲値発表後はドル売りの動きとなります。
全ての変動要因が「ドル資金調達」に関連するわけではないので、必ず上記のような動きになると断言できるわけではありません。
「五十日(ごとうび)」が土日祝の場合には、その前後を「五十日(ごとうび)」とすることがあり、この日を「みなし五十日」と呼ばれます。